徐挺耀 Tim Shyu 中文EN日本語

AIは私の仕事を奪ったのか?

ChatGPTを紹介する文章の書き出しを書いてください。

「ChatGPTはOpenAIが開発した自然言語生成モデルです。人工知能技術を通じて、自然で流暢な文章を自動的に生成することができます。ChatGPTはGPT-3(Generative Pre-trained Transformer 3)というアーキテクチャを採用しており、ユーザーの入力に基づいて自動的にテキストによる応答を生成します。」

では、OpenAIについても紹介してください。

「OpenAIは2015年に設立された人工知能研究企業で、イーロン・マスクやサム・アルトマンなど、テック業界の著名人が共同で創業しました。設立からわずか数年の間に、GPTシリーズの自然言語生成モデルや画像生成モデルDALL-Eなど、数々の画期的な成果を上げています。」

会話も原稿も書けるロボット——多くの仕事を消し去るかもしれない

さて、ここまでの本文280字は、質問部分を除いてすべてAIが書いたものだ。所要時間は……1分くらいだろうか。『財訊』が今回の原稿料を打ち切りかねないので、このあたりでやめておこう。しかし今回ばかりは、本当にみんな慌てるべきだと思う(私を含め、コラムニスト全員が、だ)。

実のところ、GPTモデル自体はすでに何年も前から存在しており、現行のGPT-3.5はすでに第4世代にあたる。しかしOpenAIがチャットボット「ChatGPT」を公開したことで、AIがどれほど私たちの身近な存在になっていて、どれほど汎用的に使える可能性を秘めているかが、初めて広く知れ渡ることになった。ここ数週間、台湾の主要なSNSは、GPTに登録して質問を投げかけたユーザーたちが、その驚きの会話内容を次々にネットで共有する投稿で埋め尽くされている。

OpenAIの目標は汎用人工知能を実現することであり、そのために極めて力業なアプローチを採っている。天文学的な規模の計算力とデータ量を、そのままシステムに注ぎ込んで学習させるのだ。OpenAIはマイクロソフトと提携しており、使用しているリソースの多くもマイクロソフトに依存している。現在マイクロソフトはすでにデザインソフト「Designer」にOpenAIのモデルを組み込んでおり、今後マイクロソフトのシステム全体に、実感できるレベルのAIが搭載されていくはずだ。マウス操作だけで、あるいはほとんど念じるだけで、資料やプレゼン、文章を書き上げられる時代は、遠からずやって来るだろう。

では、こうしたAIと私たちの未来との関係は、いったいどうなるのだろうか。

直近で言えば、最大の影響は一部の仕事が「意味」を失うことだ。AIツールを十分に使い込んでみると、これまで自分たちが「意味のある仕事」だと考えていたものが、実はさほど意味を持たなくなっていることに気づく。例えば、イラスト制作や簡単な原稿執筆は、広告業界で頻繁に求められる仕事だ。しかしイラストやプレスリリース程度の文章が自由自在に生成できるようになった今、こうした高度な訓練を要する下積み的な仕事の需要は消えていく。

では、皆すぐに仕事を失うのだろうか。実はそうとも限らない。かつて人々は、コンピューター化やERPのようなシステムの導入によって、事務職員の数や紙の使用量が減ると考えていた。しかし実際には、IT化の初期段階では、事務職員の数も紙の使用量もむしろ増加した。デジタル化されたとはいえ、多くの場合、情報(例えば公文書)の伝達には依然として紙という媒体が必要とされ、原稿がパソコンの中にあるというだけだったからだ。事務職員の数も増えた。上へ下へと情報を回覧し、返信を処理する人手がより多く必要になったからだ。電子署名が普及し、人々がオンラインで情報を受け取ることに慣れてようやく、削減の方向へ向かい始めた。したがって初期段階では、AIは確かに各業種の人員を減らし、高度な訓練を要する下積みの仕事の一部を消し去ることになるだろう。

AIを同僚にする仕事——短期的にはむしろ好調かもしれない

しかし全体として見れば、増える面と減る面の両方がある。業界特有の素養を持ってAIとコミュニケーションを取る仕事は、むしろ増えるだろう。しばらくの間は、クリエイティブディレクターのような業界の「センス」を持つ人材(あるいはベテランの弁護士や会計士など)が引き続き必要とされる。しかしある段階に達すると、今度は「双方が減る」局面に入る。AIには監督者さえいればよくなり、業界の素養すら不要になる。あるいはAIを監督するための素養は必要だが、それは従来の業界の育成方法とはまったく異なるものになる。ちょうどNC旋盤のエンジニアが、手作業で金属を彫刻する素養を必要としないのと同じことだ。

当面のところ、すでに豊富な経験を持ち、機械と一緒に働くことを厭わない人であれば、影響を受けることはないだろう。むしろ短期的にはこれまでより良い状況を享受できるかもしれない。しかし新人育成の仕組みは大きな打撃を受けることになる。もし現場が「ベテランだけいればよく、新人はいらない」という環境になってしまったら、いったいどこで新人がベテランへと育っていく機会を得られるというのだろうか。

一方で、機械に代替できない仕事の輪郭は、今後数年のうちにかなりはっきりしてくるはずで、少なくともまだ比較的長めの猶予期間が残されている。ブルーカラーの仕事は短期的にはAIによる代替が難しい。配達ロボットは今なおごく初期の段階にとどまっているし、リフォームの際に電気工事士や水道工事士に来てもらう必要性は、依然として絶対的なものだ。しかし従来「ホワイトカラー」と見なされてきた仕事は、大幅に圧縮されていくことになるだろう。

これまでのグローバル大手企業の戦略は、ゆっくりと歩を進め、ときおり一つの事例を発表しては、自分たちがいかに恐るべき存在か、あるいはいかに資金力があるかを示す、というものだった。以前フェイスブック(Meta)が発表した、テキストを介さない音声直接翻訳システムなどがその例だ。しかしOpenAIに刺激された今、大手各社は倉庫に眠らせていた技術を、次々と一つずつ世に出し始めるかもしれない。だからこの先3年で、多くの業界が破壊的な転換に直面することになるだろう。真っ先に存在意義を失うのは、現在すでに投資を受けている中規模のAIスタートアップ、特に自然言語処理やロボティクス関連の企業だ。彼らは自分たちの技術がまるごと飛び越されてしまうリスクに、いきなり直面することになる。

AIの時代においては、「意味のあること」と「意味のないこと」が、これまで以上にくっきりと分かれていくことになる。旧世代の人間にとってつらいのは、かつて意味があり、値段のつけようがないと思っていたものが、少しずつ本当に「値段のつかない(=無価値な)もの」になっていく過程を目の当たりにすることだ。しかし、すでに起きてしまったテクノロジーの進展は、もう起きてしまったこととして受け止めるしかない。私たちの前には、長い調整期間が待っている。

Tim Shyu ニュースレター

AIエージェント、マーケティングテック、コンテンツ産業についての一次観察を、不定期でお届けします。

購読受付はサイト公開時に開始します。今しばらくお待ちください。


← すべての記事